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excitemusic

持て余した暇と、長すぎた足の指
by d0pey
ICELANDia
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別冊氷国 vol.3 『 妖精ナイトへの序章 』


*********【4日目 * 腹8分目ぐらいがちょうどいい * 】*********

アイスランドは冬になると、寒くて真っ暗。みんな家に閉じこもってしまう。
だから、夏の暖かいこの時期(9月だと暖かい日で10℃ぐらいだけど)の
週末は夜通し朝までナイトライフを楽しむそうな。

うそだぁと思いながらも、この日は金曜日。
空港近くのホステルからRekjavik市内のホステルに移動し、
受付のかわゆい新人さん(この子も後に妖精になる)に手続きしてもらい、
街に繰り出す。

NASAのおっちゃんに12tonarの庭(っつっても狭い)ででライブがあると
言ってたので、小さい庭でのモッシュピットに胸を膨らませて向かったが、
ホステルでの洗濯に時間をとられ見逃す。 ぱふん。

何やら市内のチョルトニン湖の近くでライブがあるという情報を仕入れ、
それまでの間、市内の激安スーパーBounsの地下一階に位置する
sugur cubes(bjorkの前のバンド)のおっちゃんが経営するレコ屋へ。
奥はアートギャラリーみたいになってて、bjorkの若い頃の写真や楽器やら
塗り絵やら何やらかんやらが飾ってある。

別冊氷国 vol.3 『 妖精ナイトへの序章 』_b0010933_5282164.jpg
別冊氷国 vol.3 『 妖精ナイトへの序章 』_b0010933_528251.jpg別冊氷国 vol.3 『 妖精ナイトへの序章 』_b0010933_5281018.jpg






sugur cubesの前にbjorkがやってたバンドKUKL(発音は"クキ"と"クヒ"の間ぐらいの音)のCDを視聴した後、Bounsでアイスランドで人気のスキール(ヨーグルトとチーズが混ざった飲み物?おでは好き)を流し込み、いざチョルトニン湖へ向かう。


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 ライブ開場は昼間はキレイなレストランで、週末の夜には椅子をはけてライブハウスとして使うといった感じ。アイスランドではレストランもバーもカフェも、夏の週末の夜にはライブハウスやクラブにするという制度っぽい。

っまそんなことは置いといてライブなんだけど、

①【 mammut 】 カワイイ女の子ヴォーカルのロック 
ボーカルの女の子とベースの女の子しか見てなかった。アイスランド語がかわゆい。

②【hair doctor 】 スペインからお越しのfunkガイ
シャンプー投げたり、フロアで客に絡みながら踊ったり、おもしろかった。トラックがエレクトロちっく。

③【 RASS 】 地元キッズに大人気のデスパンク(ロック)?
ギターのおっちゃん二人かっこいい。ヴォーカルのアイスランド語デス声は爆笑。この旅中、何かある旅にRASSのデス声をマネしてた。調べてみたけど日本じゃ買えないっぽい。アイスランドのチャートでも上位にランクインするこのバンドに地元のキッズたちは大暴れ。

④【 jeff who? 】 アイスランドのUKロック
スネアがスパンと抜けるから間奏だけあがった。まぁよく聞く音。

⑤【 dr.spock  】 システムオブアダウンとレッチリの間みたいな。
ひょっとこみたいなひょうきんなデブスキンヘッドとRASSのボーカルのツインボーカルで、奇想天外な展開にベース(これもRASSのメンバー)のスラップやら、ドラム演奏ウマス。普通にかっこいいのでアイスランドで初めて、ヘッドバンキング&汗ばむ。これもアイスランドチャート上位に食い込むバンドだけど、日本では買えなそう。二人で「出てきそうなバンドだね」って話してたんだけどなぁ。

別冊氷国 vol.3 『 妖精ナイトへの序章 』_b0010933_6154823.jpg別冊氷国 vol.3 『 妖精ナイトへの序章 』_b0010933_6184815.jpg別冊氷国 vol.3 『 妖精ナイトへの序章 』_b0010933_6213774.jpg









↑モッシュin アイスランド
←RASSのおっちゃん



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むんむんむん。
ってことでライブの後は出てこの街一番人気のクラブSRIKUSへ。
その頃には昼間は誰もいなかった街中は、
街の人みんな出てきたんじゃないかってぐらい、
若者から60代くらいのおっちゃんおばちゃんまで
酔っ払いのパーティーピーポーだらけ。
そこら辺で酔っ払いの歌声、叫び声、ガラスの割れる音、なんと賑やかな事。
噂は本当だったのね。

そしてSRIKUSはもちろん他のクラブの前には人だかり。
クラブっていっても昼間はバーだから狭いし、
パーティーピーポーが多すぎて入れないの。
入る為に並んでるんじゃなくて、入れないの。
なんせ一人出たら一人入る制度だからね。
てな感じで一時間弱クラブの前で待機したけど、
割り込みはするはなんやらで、ライブだけでも
腹8分目だったんで、その日はあきらめて帰りました。

↓SRIKUSの人だかり
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帰路でたまたま見つけたホヴジ・ハウス。↑↑
米ロの冷戦を終結するきかっけとなったレーガン・ゴルバチョフ会談が行われた小さなハウス。うむ。試験で冷戦の事ばっかりやってたから、ちょっと感動した。

まさか、この日に入れなかった事がこの旅一番の奇跡に繋がるとは、
ホステルへと歩いて帰る二人には思いもよらなかったのである・・・

つづづづく
by d0pey | 2005-09-20 06:56
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